Joltの「フロー」機能では、紹介に関わる報酬作成処理を自動化できます。ここでは、フローの基本構造・作成手順・ステータスの考え方・ルールで設定できる内容について解説します。
■ フローとは?
フローとは、特定の条件を満たしたときに自動で報酬を作成する仕組みです。
1. フローの構成
フローは以下の3つのステップで構成されます。
① 基本設定
項目 | 説明 |
フロー名 | フローを識別するための名称を入力します |
オファー内容 | オファー内容を入力します ※パートナーダッシュボードの報酬画面で公開されます |
ターゲット | どのグループのパートナーに適用するかを選択します |

② アクション設定
フローで使用するアクション種別を選択します。
アクション種別 | 説明 |
顧客を紹介 | パートナーが顧客を紹介した場合に報酬を発生させます |
パートナーを紹介 | パートナーがパートナーを紹介し、紹介先の活動に応じて報酬を発生させます |
⚠️ 「パートナーを紹介」を利用するには、事前に プログラム設定 > 基本設定 の「パートナーの紹介を有効にする」トグルをオンにする必要があります。
③ 詳細設定(トリガー設定)
🔔 利用できるトリガー
トリガー | 発動タイミング |
取引レコードの作成 | 取引レコードが作成されたときにトリガーが実行されます |
リードの作成 | リードが「適格」判定されたタイミングでトリガーが実行されます |

③ オプション設定(ルール設定) 添付の一覧に基づき、以下の項目が設定に利用できます。
対象オブジェクト | 設定できる項目 | 基準値 | 条件 |
パートナー | 有効リード数 / 顧客数 / 紹介売上 | 数値 | 等しい / 以上 / 以下 |
取引レコード | 紹介売上 | 数値 | 等しい / 以上 / 以下 |
報酬 | 初回発生日 / 発生回数 | 数値 | 以上 / 以下 |
- 有効リード数とは、登録されたリードのうち、ステータスが「適格」「不成立」「取引成立」に更新されたリードの累計数を指します。
- 顧客数とは、「取引成立」となったリードが顧客として登録された累計数を指します。
- 紹介売上とは、取引レコードをトリガーとして報酬が作成された際に、その報酬に紐づく累積の紹介売上を指します。
- 発生回数とは、対象フローで報酬が発生した累計回数を指します。

④ オプション設定(特定パートナーの個別報酬設定)
ターゲットで選択したグループ内の特定パートナーだけに個別の報酬ルールを設定できます。
例えば以下のようなシーンで利用可能です。
- Aグループに対しては5万円の単発報酬を設定
- AグループのYパートナーに対しては、10万円の単発報酬を設定する

⑤ オプション設定(報酬の承認設定)
チェックをしておくと、対象のフローで作成された報酬に関しては、自動的に承認済みというステータスに切り替わります。
2. フローのステータスについて
作成したフローは、状態に応じて以下のステータスで管理されます。
ステータス | 説明 |
下書き | 作成後、保存したが公開していない状態。この間はフローは実行されません。 |
公開中 | フローが有効で、条件を満たすと自動でアクションが実行される状態。 |
停止 | 公開を停止した状態。この間はフローは実行されません。 |
アーカイブ | 完全に利用停止した状態 |
3. 「パートナーを紹介」について
パートナーを紹介とは?
Joltのフローでは、「顧客を紹介」に加え、「パートナーを紹介」アクションが利用できます。「パートナーを紹介」は、パートナーが別のパートナーを紹介すると、その紹介先の活動実績に応じて紹介元へ報酬を支払える仕組みです。
仕組みの全体像
ステップ | 内容 |
👤 パートナーA(紹介元) | パートナーBを紹介する |
👥 パートナーB(紹介先) | リード登録やリードが成約する |
💰 パートナーAに報酬が発生 | Bの活動実績がフローのルール条件を満たしたとき |
Bがどれだけ成果を上げたかをフローのルールで条件として設定し、その条件を満たしたときにAへ報酬を支払います。
有効化の手順
- プログラム設定 > 基本設定 の「パートナーの紹介を有効にする」トグルをオンにする
- フロー作成画面のアクション設定で「パートナーを紹介」を選択する
- パートナー管理画面で、各パートナーに「紹介元パートナー(誰が連れてきたか)」を紐付ける※ 設定・変更にはプログラムの管理者以上の権限が必要です

⚠️ 注意: トグルをオフに戻すと、公開中のパートナー紹介フローはすべて停止されます。再度オンにしても自動では再公開されません。個別に再公開操作が必要です。
ルール(条件)の評価について
パートナー紹介フローでルールを設定した場合、ルールの判定に使われる実績は「紹介先パートナー(B)の実績」です。
💡 例:「Bさんが5件以上リードを獲得したら」というルールを設定した場合、Bさんの実績件数がカウントされます。Aさんがいくつリードをとっていても、Aさんの実績は判定に使われません。
報酬が発生しないケース(スキップ条件)
以下のいずれかに該当する場合、報酬は発生しません。
- 紹介先パートナー(B)に紹介元(A)が紐付けられていない
- 紹介元パートナー(A)がプログラムを退会・ブロックされている(アクティブでない)
報酬通知メール
パートナー紹介による報酬が発生した場合、以下の両方に通知メールが送られます。
- ベンダーダッシュボードに登録しているユーザー
- 紹介元パートナー(A)のオーナー・管理者権限のメンバー
4. フローの活用
Joltのフローは、
- トリガー(いつ)
- 支払タイプ(単発支払い or 継続支払い)
- 報酬タイプ(固定 or 変動)
- ルール(どんな条件のとき発動するか)
を組み合わせることで、柔軟な紹介制度を構築できます。
🎯 ケース1:適格リード1件ごとに固定5,000円を支払う
項目 | 設定内容 |
トリガー | リードの作成(ステータスが「適格」になったとき) |
支払タイプ | 単発支払い |
報酬タイプ | 固定 |
報酬額 | 5,000円 |
ルール | 設定なし |
🎯 ケース2:成約金額の10%を報酬として支払う
項目 | 設定内容 |
トリガー | 取引レコードの作成 |
支払タイプ | 単発支払い |
報酬タイプ | パーセンテージ |
報酬率 | 10% |
ルール | 設定なし |
🎯 ケース3:毎月の取引金額の5%を12ヶ月間支払う
項目 | 設定内容 |
トリガー | 取引レコードの作成 |
支払タイプ | 継続支払い |
報酬タイプ | パーセンテージ |
報酬率 | 5% |
報酬対象期間 | 12ヶ月 |
ルール | 設定なし |
🎯 ケース4:累積顧客数が10件以上のパートナーは成約につき報酬10万円→15万円
※このケースの場合は、フローを2つ設定する必要があります。
🔹 フロー①:通常の報酬(10万円)
項目 | 設定内容 |
トリガー | 取引レコードの作成 |
支払タイプ | 単発支払い |
報酬タイプ | 固定 |
報酬額 | 100,000円 |
ルール | パートナー > 顧客数が「9以下」 |
🔹 フロー①:特別報酬(15万円)
項目 | 設定内容 |
トリガー | 取引レコードの作成 |
支払タイプ | 単発支払い |
報酬タイプ | 固定 |
報酬額 | 150,000円 |
ルール | パートナー > 顧客数が「10以上」 |
🎯ケース5:「累計紹介売上が100万円を超えたら報酬率10% → 15%にアップ」
※このケースの場合は、フローを2つ設定する必要があります。
🔹 フロー①:通常の報酬(10%)
設定 | 内容 |
トリガー | 取引レコードの作成 |
支払タイプ | 単発支払い |
報酬タイプ | パーセンテージ |
報酬率 | 10% |
ルール | パートナー > 紹介売上が「999,999以下」 |
🔹 フロー②:の報酬(15%)
設定 | 内容 |
トリガー | 取引レコードの作成 |
支払タイプ | 単発支払い |
報酬タイプ | パーセンテージ |
報酬率 | 15% |
ルール | パートナー > 紹介売上が「1,000,000以上」 |
🎯ケース6:「初回の紹介に限り5万円、それ以降の紹介は3万円」
※このケースの場合は、フローを2つ設定する必要があります。
🔹 フロー①:初回取引の報酬(5万円)
設定 | 内容 |
トリガー | 取引レコードの作成 |
支払タイプ | 単発支払い |
報酬タイプ | 固定 |
報酬額 | 5万円 |
ルール | パートナー > 顧客数が「1(初回)」 |
🔹 フロー②:2回目以降(3万円)
設定 | 内容 |
トリガー | 取引レコードの作成 |
支払タイプ | 単発支払い |
報酬タイプ | 固定 |
報酬額 | 3万円 |
ルール | パートナー > 顧客数が「2以上」 |
