紹介パートナーが共有した紹介リンク経由でサービスにアクセスしたユーザーが、無料トライアルを経て数カ月後に有料転換した際、利用料の一定割合を報酬としてパートナーに自動還元する運用を実現できます。
無料トライアルの段階ではまだ報酬を支払わず、有料転換が確定した時点で「成約」として処理し、報酬を自動発生させたい——そのような運用をタグで実現できます。
イベント | Jolt のステータス | 報酬 |
無料トライアル申し込み | 新規 → 適格 → 進行中
※適格にすると自動で進行中というスタータスに変わります | 発生しない |
有料プランへの転換 | 取引成立 ← 今回のタグで自動更新 | 発生する ✅ |
重要な前提:ドメインの一致が必要です
Jolt は Cookie をもとに紹介リンク経由のユーザーを追跡しています。サービスサイトとプロダクト管理画面のドメインが一致していることが条件です。
構成例 | 可否 |
サービスサイト example.com / 管理画面 app.example.com | ✅ 可 |
サービスサイト example.com / 管理画面 example-app.com | ❌ 不可 |
ドメインが異なる場合、Cookie が共有できず紹介経由のユーザーとして追跡できなくなります。実装前に必ずご確認ください。
ユーザーの流れとタグの動き
① 紹介リンクをクリック → サービスサイトに着地 └ ページビュータグが発火 → Cookie をセット(「誰の紹介で来たか」を記憶)
② 無料トライアル申し込みフォームへ └ フォームタグが発火 → メールアドレス・会社名等の入力情報を Jolt に送信
③ フォーム送信 → プロダクト管理画面 TOP へ遷移(初回ログイン)
└ ページビュータグが発火 → Cookie を管理画面でも引き継ぐ
└ コンバージョンタグが発火 → Cookie を読んでリードを Jolt に作成
└ ステータス更新タグが発火 → organization_id を登録 + 適格(qualified) に更新
※ コンバージョンタグとの処理タイミングによっては初回ログイン時に失敗する場合あり
※ その場合は 2 回目以降のログイン時に自動で登録・更新される
④ 無料トライアル期間中(2 回目以降のログイン)
└ ステータス更新タグが発火
→ すでに 適格(qualified) のためステータス更新はスキップ
→ organization_id も登録済みのためスキップ
⑤ 有料プランへアップグレード完了
└ ステータス更新タグが発火
→ organization_id でリードを特定 → 取引成立(won) に更新
設置するタグ一覧
設置するタグは合計 5 種類です。①〜④は既存タグ、⑤が今回新しく設置するタグです。①〜④の設置方法は「タグ設定について」をご参照ください。
# | タグ | 設置場所 |
① | ページビュータグ | サービスサイト 全ページ <head> |
② | フォームタグ | 無料トライアル申し込みフォームのページ |
③ | コンバージョンタグ | フォーム送信後に遷移するページ(プロダクト管理画面 TOP など) |
④ | ページビュータグ | プロダクト管理画面 全ページ <head> |
⑤ | ステータス更新タグ | プロダクト管理画面 TOP ページ + アップグレード完了ページ |
💡 ④ ページビュータグを管理画面にも設置する理由 コンバージョンタグは Cookie を読んでリードを作成します。管理画面でも Cookie を参照できるよう、ページビュータグを管理画面の全ページにも設置する必要があります。
⑤ ステータス更新タグの設置手順
STEP 1:ライブラリの読み込みと初期化(管理画面 全ページ共通 <head>)
Jolt のタグライブラリを読み込み、プログラムトークンで初期化するスニペットです。このスニペットがない状態では Jolt('updateLeadStatus', ...) は動作しません。プログラムトークンは Jolt 管理画面のプログラム設定から確認できます。
html
<script>
(function(w, d) {
w.Jolt = w.Jolt || function() {
(w.Jolt.q = w.Jolt.q || []).push(arguments);
};
var s = d.createElement('script');
s.async = true;
s.src = 'https://tag.jolt.me/v1/tag.js';
d.head.appendChild(s);
})(window, document);
Jolt('init', 'pub_xxxxxxxxxxxxxxxxxx'); // プログラムトークンに置き換えてください
</script>STEP 2:管理画面 TOP ページに設置
ログイン後に必ず通るページに設置します。organization_id の登録と 適格(qualified) への更新が目的です。毎回ログインのたびに発火しますが、登録済みの値や同じステータスへの更新は自動スキップされるため副作用はありません。
html
<script>
Jolt('updateLeadStatus', {
organization_id: 'org_12345', // サーバー側で組織IDを動的に出力
email: 'user@example.com', // サーバー側でメールアドレスを動的に出力
status: 'qualified'
});
</script>STEP 3:アップグレード完了ページに設置
有料プランへの転換が完了したページに設置します。STEP 2 で organization_id が登録済みのため組織 ID で確実にリードを特定できますが、万が一未登録の場合でもメールアドレスでフォールバック照合されるよう、両方送ることを推奨します。
html
<script>
Jolt('updateLeadStatus', {
organization_id: 'org_12345', // サーバー側で組織IDを動的に出力
email: 'user@example.com', // フォールバック用。サーバー側で動的に出力
status: 'won'
});
</script>updateLeadStatus で送るフィールド
フィールド | 必須 | 説明 |
status | 必須 | qualified(適格)または won(取引成立) |
organization_id | どちらか必須 | 外部サービス上の組織 ID(推奨) |
email | どちらか必須 | リードのメールアドレス |
organization_id はどこに保存されますか?
organization_id が送信されると、Jolt のリード詳細画面のカスタムフィールドに「組織ID」という項目が自動で作成され、値が保存されます。
- 手動でフィールドを作成する必要はありません。プログラムに対して初めて
organization_idが送信されたタイミングで自動作成されます
- ベンダーの管理画面(リード詳細)でのみ確認できます
- パートナーの画面・リードフォームには表示されません
- このカスタムフィールドは編集・削除することはできません
リードの特定ロジック
送信された情報をもとに以下の順番でリードを検索します。
organization_idが送られた場合 → 組織 ID でリードを検索
- 見つからない・未指定の場合 → メールアドレスで検索
- 複数該当する場合 → 最も新しく作成されたリードを対象
💡 organization_id を推奨する理由: メールアドレスだけでは、無料トライアルのサインアップ担当者と有料プランへのアップグレード担当者が異なる場合(担当者変更など)に正しくリードを特定できないケースがあります。組織 ID を使うことでこのような場合でも確実に照合できます。
仕様・制約
エラーにならないケース(サイレント処理)
以下はエラーを返さず正常終了(HTTP 200)として扱われます。ツール側でエラーが出ていなくても Jolt 側が更新されていない場合があるため、動作確認は Jolt 管理画面のリード詳細でご確認ください。
ケース | 動作 |
organization_id / email に一致するリードが存在しない | スキップ |
すでに同じステータスが設定されている | スキップ |
取引成立 から他のステータスへの後退 | スキップ( 取引成立 は最終状態) |
よくある質問
Q. 管理画面 TOP でタグが毎回ログインのたびに発火しても問題ありませんか?
問題ありません。すでに登録済みの organization_id や同じステータスへの更新は自動スキップされます。
Q. 初回ログイン時に organization_id が登録されないことはありますか?
あります。コンバージョンタグがリードを作成する処理と、ステータス更新タグの処理がほぼ同時に走る場合、タイミングによっては初回ログイン時に失敗する場合があります。2 回目以降のログイン時に自動で登録されます。アップグレードまでに複数回ログインすることがほとんどのため、実用上の問題はありません。
Q. 有料転換したのに Jolt 上のステータスが変わらない
まず Jolt 管理画面のリード詳細で「組織 ID」フィールドに値が入っているか確認してください。入っていない場合、organization_id がまだ登録されていないため、メールアドレスでの照合に失敗している可能性があります。フォームタグで送信されたメールアドレスとアップグレード完了ページで送るメールアドレスが一致しているかもご確認ください。
Q. 取引成立(won) になった後に再度 TOP ページを訪問しても問題ありませんか?
問題ありません。すでに 取引成立(won) のリードに対して 適格(qualified) への後退はスキップされます。
Q. qualified を飛ばして最初から won を送っても大丈夫ですか?
問題ありません。直接 取引成立(won) に更新できます。
