この記事では、初めてJoltを導入するベンダー様向けに、利用開始までの流れを順を追ってご説明します。

1. 事前準備
リファラルプログラムをスムーズに運用するためには、Joltを設定する前にいくつかのポイントを整理しておくことが重要です。利用開始前に検討すべき主な項目は以下となります。
🎯 方針およびパートナーのタイプを特定する
まず、どのような人や組織に紹介活動をお願いするかを明確にしましょう。
パートナーのタイプによって、プログラムの設計方法や報酬条件、告知手段が変わってきます。
方針
- 誰でも参加可能(オープン型)
- 限られた人や組織だけ参加可能(限定招待型)
代表的なパートナータイプ
パートナータイプ | 詳細 |
法人ビジネスパートナー | 代理店・SIer・コンサル・VC等 |
個人ビジネスパートナー | フリーランス営業・独立コンサル等 |
個人クリエイター | インフルエンサー・ブロガー・YouTuber |
個人応援パートナー | 既存顧客・社員・OB等 |
「実際に自社サービスを紹介してくれそうな人」は誰かを具体的にイメージすることが重要です。たとえば、既存顧客の中でも特に満足度の高い利用者や、ビジネス上のつながりが強いパートナー企業などが対象になります。
🔍 対象パートナーを集める手段を検討する
パートナーのタイプを決めたら、どのようにしてその対象へプログラムの存在を知らせるかを検討します。 告知チャネルを複数用意することで、参加率を高めることができます。
代表的な告知方法の例
- 自社のサービスサイトで告知する
- プロダクトの管理画面上で告知する
- 既存顧客との打ち合わせやサポート対応時に紹介する
- プレスリリースを発信して周知する
- ハウスリスト(リード・顧客)にメールで一斉告知する
- 取引先・ビジネスパートナーへ直接連絡する
💰 報酬条件を決定する
紹介プログラムの魅力を高めるためには、報酬条件の設計が重要です。
報酬はパートナーのモチベーションを左右する要素であり、自社のサービスモデルや収益構造に合わせて柔軟に設定することができます。
報酬確定タイミング
- 有効なリードが紹介された時点
- 有効なリードが商談後に成約した時点
報酬条件
- 一律の報酬設定:一律の報酬を支払うシンプルな設計
- 段階的な報酬設定:累積リード数や累積顧客数に応じて報酬を上げる設計
- パートナー属性別の報酬設定:個人・法人などのタイプに応じて異なる条件を設定
報酬支払い期間
- 成約した紹介リードの契約が続く限り報酬を支払う
- 12ヶ月など期間を限定して報酬を支払う
紹介先特典
紹介したパートナーだけでなく、紹介を受けた側(紹介先)にも特典を付与することで、より紹介が活性化します。たとえば、「1ヶ月無償」、「初期費用無償」などです。
適用条件
報酬や特典を付与する条件を明確に定義します。たとえば「成約時のみ対象」「過去6ヶ月以内に商談をしていない企業が対象」など、プログラムルールとして明示しておくとトラブルを防げます。
📑 プログラム利用規約を作成する
プログラム利用規約は、ベンダーとパートナーの間の契約内容を定める文書です。紹介プログラムにおける業務範囲・報酬条件・守秘義務・契約の有効期間などを明確にするために作成します。
Joltでは、この規約をアップロードすることで、パートナーに同意を求める仕組みを自動的に適用できます。同意していないパートナーはリード登録ができないため、契約条件を明示したうえで、安心してプログラムを運用できます。
規約を作成する目的
プログラム利用規約は、リファラルプログラムを安全かつ透明に運用するための基盤です。明確なルールを定めることで、以下のような目的を果たします。
- ベンダーとパートナーの責任範囲と権利関係を明確化する
- 秘密保持や個人情報の取り扱いに関する法的リスクを軽減する
- 契約の更新や解除条件を明記してトラブルを防止する
Joltでは、すぐに導入を開始できるようプログラム利用規約の雛形をご用意しています。必要に応じてこちらよりダウンロードの上ご利用ください。
2. 初期設定
組織設定
- 組織設定にて、「企業ロゴ」を設定してください。プログラムLPで使用されます。
- メンバー管理にて、メンバーを招待してください。各権限についてはこちらをご確認ください。

プログラム設定
基本設定
- プログラム基本設定にて、「サービスロゴ」を設定してください。プログラムLPで使用されます。

ページ設定
「プログラム設定」画面の[ページ設定]タブでは、パートナー向けに公開される紹介プログラムの詳細ページ(LP)を編集できます。ページ設定で必要事項を入力し、「公開」することで確認することができます。

詳細はこちらをご確認ください。
グループ設定
パートナーを任意の条件で分類・管理することができます。グループを作成することで、フローのターゲットに設定し、報酬条件をグループごとに変えることができるようになります。報酬条件がすべてのパートナー一律のものであれば設定は必要ありません。

詳細はこちらをご確認ください。
規約管理
「プログラム設定」画面の[規約設定]タブでは、紹介プログラムの利用規約を管理できます。ベンダーが利用規約をアップロードし更新すると、パートナーは自身のダッシュボード上でその規約に同意するまでリード登録ができません。パートナーを受け入れる前に規約の更新をしてください。PDFのみアップロードが可能です。

詳細はこちらをご確認ください。
フローの設定
「フロー設定」では、紹介プログラム内で発生するイベントに応じて、報酬の作成を自動化できます。たとえば「リードが適格と判定されたときに、5万円の報酬を作成する」といった形で、報酬を自動的に作成するフローを設定できます。
設定内容は、「報酬条件を決定する」パートで整理した報酬条件をもとに構築します。単発報酬・継続報酬などの支払いタイプや、対象となるトリガー(例:リード作成、取引発生)を定義することで、プログラムに最適な報酬フローを設計できます。

詳細はこちらをご確認ください。
3. 社内オペレーションの整備
紹介プログラムを円滑に運用するためには、Jolt上での設定だけでなく、社内の運用体制の整備も重要です。ここでは、プログラムを安定して運用するために準備しておくべき社内オペレーションのポイントを紹介します。
Jolt担当者の選定
Joltの管理・運用を担当する社内メンバーを明確にしておきましょう。
主な業務は以下のとおりです。
- プログラム設定や更新の管理
- パートナーの承認・管理
- リードや報酬の承認・管理
- 問い合わせ対応・運用サポート
パートナーの承認基準の明確化
紹介プログラムに参加できるパートナーの基準を、社内で統一しておきます。 たとえば以下のような観点をもとに判断します。
- 自社サービスとの親和性
- 信頼性・取引履歴
- 個人/法人などの属性
リードの承認基準の明確化 パートナーが登録するリード(紹介案件)についても、適格/不適格のルールを明確にしておきます。
例:
- 自社がすでに接点を持っていない新規リードのみ対象
- 半年以内に接点がある企業の場合は「不適格」とする
- 成約可能性が一定以上の案件のみ承認(一定以上を定義)
リードの取引不成立の基準を明確化
商談を行ったものの成約に至らなかった案件についても、どの時点で「失注」とみなすかの基準を社内で統一しておきます。
例:
- 商談日から◯日経過しても進展がない場合
- 顧客から明確に導入見送りの連絡があった場合
- 一定期間、連絡が取れない状態が続いた場合
商談開始までのフローの明確化 パートナーから紹介があったリードに対して、どのように商談をアサインし、開始するかの流れを社内で定義しておきます。
- リードを適格と判定
- リードを営業担当にアサイン
- (必要に応じて)リード情報に関して不明点があればパートナーに(電話・メールなど)で連絡
- 営業担当が初回接触(電話・メールなど)を実施
- 商談を実施
報酬承認者の設定
Joltでは、報酬の承認権限はオーナーもしくは管理者のみが有しています。そのため、報酬を最終的に承認する責任者を社内で選定しておく必要があります。
- 承認のタイミング(例:月次・週次)
- 当月条件が成就した報酬は、当月末までに必ず承認してください。当月末日の23:59を過ぎると未承認の報酬は自動的に承認となり、支払い手続きに進みます。
- 承認フロー(誰が確認し、誰が最終決裁するか)
4. 本番運用
プログラムのページ設定やフロー設定、規約設定が完了したら、パートナーへの呼びかけを開始します。パートナーへプログラムLPページのリンクを共有して、パートナーダッシュボードへのアクセスを促してください。
パートナー側のスタートガイドはこちらよりご確認ください。
運用開始後のポイント 本番運用を開始した後は、以下の点を定期的に見直すことで、より効果的なプログラム運用が可能になります。
- 紹介率や成約率の推移を確認して改善点を特定
- パートナーからのフィードバックを収集
- 報酬条件や特典内容を定期的に見直す
- 不正防止のためのルール確認を実施
運用を重ねながら、パートナーとの信頼関係を築き、紹介活動を継続的に活性化させていきましょう。
